毎日食べてもお腹にやさしいピザ、「ロリスピザ」代表のパク・ヨンスクさんに会う - AMOREPACIFIC STORIES
#漢江大路100
2026.05.18
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毎日食べてもお腹にやさしいピザ、「ロリスピザ」代表のパク・ヨンスクさんに会う

慣れ親しんだ味に特別さを添える

ロリスピザ代表のパク・ヨンスクさんは、娘たちが大好きな食べ物であるピザと、国連軍で軍務に就いていた父親の英語名から名を取り、2018年にロリスピザをオープンした。このように、家族への愛情で始めたこの場所は、漢江大路の人々にとって温かくて心地よい隠れ家のような存在となった。アモーレパシフィックとは、地下スペースでつながっているため、あまりにも暑かったり、あまりにも寒かったり、また、天気が良すぎて街が人でにぎわう日も、いつでも静かでのどかに食事を楽しむことができる。強烈な刺激の代わりに口いっぱいに広がる新鮮な食材本来の味が魅力的な場所、初めて訪れた人はいても、一度しか訪れない人はいないというロリスピザのストーリーをご紹介する。

 

 

 

 

 

ロリスピザはおいしさはもちろん、落ち着いて居心地のいい雰囲気からオーナーのセンスが感じられます。アモーレストーリーの読者の方にご紹介いただけますか。

こんにちは。ロリスピザを経営しているパク・ヨンスクです。ロリスピザは2018年5月にオープンしました。ピザの店は、本当に偶然のきっかけで始めることになったんです。私が20年前くらいに、小さなLPレコードバーを経営していて、子供たちに専念しようと辞めました。その後、帰りが遅くならない仕事を見つけて会社勤めもして、公認仲介士(日本の宅地建物取引士に相当)の資格を取得して不動産の仕事も少ししました。その不動産会社が、現在ロリスピザのあるこのレミアンの建物にありました。そのとき、ちょうど店舗の分譲中だったのですが、今私たちの場所は、なかなか借り手がつかなかったんですよ。トイレも近いし、両側がガラス張りなので開放感もあっていい場所なのに、なぜ決まらないんだろうと思っていたところ、自分でやってみようと思い、もう一度自営業に挑戦しました。

 

 

新たな挑戦として、「ピザ」を選んだ理由を教えてください。

LPレコードバーを閉めてから、もう一度商売をするなら、飲食業をきちんとやってみたいという夢がありました。メニューは何がいいかと、あれこれ考えてみたのですが、娘が二人いるのですが、子供たちは幼い頃からピザが本当に好きでした。お陰でうちは外食をしたり、特別な日になると、いつもピザだったんです。自然に、もし、もう一度店をオープンするなら子供たちが好きなピザの店をオープンしなきゃと決心しました。窯焼きピザを選んだのは、個人的な好みなのですが、私はあっさりしたものが好きなんです。

 

 

 

 

 

店の名前が本当に素敵です。メニュー名も独特ですし。

ロリスピザは、私の父の英語名から付けました。父は国連軍で軍務に就き、除隊後は米軍基地で働いていました。英語ができ、手先も器用だったのでエンジニアとして勤務しましたが、周りの人は皆「ロリス」と呼んだそうです。幼い頃、父が米軍部隊から持ってきたハムや豆の缶詰、チーズのようなものを小麦粉の生地の上にのせてくれたんですが、今、考えると、それは初めて味わったピザではないかと思います。幼少期に父がつくってくれた特別な食べ物への思い出と、父への思いを込めてロリスピザと名付けました。メニュー名は、せっかくなら覚えてもらえる名前にしたいと思い、楽しみながら名付けました。正統派ピザの味が感じられる「スパイスガール」、ペパロニがたっぷり入った「ホットペペ」、甘いハワイアンピザの「アロハ」、ロリスならではのチーズの組み合わせで作られた「チーズロリス」、エビがたっぷり入った「マッドシュリンプ」、ニューヨークの味の「ニューヨーカー」、新鮮なルッコラがたっぷりの「クイーンズガーデン」、手作りのミートボールとパイナップルが調和した「ロックンロール」など、メニューのネーミングにも少しこだわりました。

 

 

 

 

 

慣れ親しんだ味に特別さを加えているんですね。その中でオーナーのイチ押しのメニューは何ですか。

私はやはり、定番のピザが一番好きです。ホットペペとチーズロリスが正統派ピザに近いのですが、その2つのメニューが一番好きです。シンプルなスパイスガールもいいですし、マッドシュリンプ、ニューヨーカーもいいですし、お話しているとすべてお勧めしたくなりますね。初めて来られた方々がシグネチャーメニューをお聞きになるのですが、すべてシグネチャーメニューです。(笑)お客様の多様なお好みに合うように9種類のピザとパスタ、珍しいプレイグラウンドのクラフトビールもご用意していますので、是非お越しください。

 

 

人によって好みが違うので、お客様お一人おひとりのお気に入りのロリスメニューがありそうですね。

そうですね。食材がうまく回転しないと、いつも新鮮な食材で作ることができないので、オープン当初は注文の少なかったメニューはすぐにメニューから外しました。そうして、お客様の反応がいいもので構成したのが今のメニューです。新メニューの開発もしたのですが、結局、慣れ親しんだメニューをお選びになりますね。

 

 

 

 

 

店内には有名な俳優やセレブのサインが多いですが、皆さん常連のお客様ですか。

うちの店の向いにある一室を別館として使っているのですが、お客様で混んでいるときにそちらへご案内したりして、時々個室の予約を受けたりもします。そうした使い勝手の良さからお越しになる方々もいらっしゃいますし、また帽子をかぶって普段着のような格好で来店されて召し上がるのですが、私が気づいてサインをもらったりもします。漢江大路の他のお店も同じだと思いますが、CGV龍山で映画に関するイベントも多く、また芸能人の方が龍山に多く住んでいらっしゃるので、よくお越しになります。オープン当初には、アイドルのミュージックビデオの撮影場所として貸し出したこともあり、地域柄、いろいろと楽しい出来事が多いですね。

 

 

それが漢江大路の魅力でもありますね。2018年から続けて来られたのですが、これまでの漢江大路の変化について体感されておられますか。

初めてオープンしたときは、周りに窯焼きピザの店がありませんでした。デリバリーピザやオーブンピザくらいしかありませんでしたが、最近は龍山が注目を集めるようになって個性あふれる飲食店が本当にたくさんできました。初期の頃は、NAVERに「龍山ピザ」、「新龍山ピザ」とだけ検索しても、うちの店がヒットしたんですが、別に広告を出していないので、今は常連のお客様を中心に営業しています。最近、好調な店は広告をたくさん出しています。私は、頑ななまでに広告費を抑えて、そのぶん少しでも質の良い食材を使う道を選んでいます。目先は損をしているようでも、そうしてこそ長く続けられると信じているのです。一方で、龍理団(ヨンリダン)通りが注目されるようになってからは、オープン当初に比べて、週末にはわざわざ他の地域から訪れてくださる若いお客様も増えました。漢江大路が注目を集めるようになって、良い面もあれば、大変な面もあるように思います。

 

 

同業店との競争が激しくなりましたね。常連のお客様を中心に営業されているとおっしゃいましたが、なぜロリスピザに何度も来てくださるのでしょうか。

ずっと変わらない味だからではないでしょうか。私自身がオーナーシェフではないので、やはり、どうしても途中でシェフが変わることがあります。新しく来たシェフは、自分なりの個性を加えたいと思うものですが、できるだけこれまでのメニューと味を維持してほしいとお願いしています。お客様は1年に一度しか来られなくても、その味を覚えていると思っています。久しぶりに良い記憶を胸に訪れたのに、味が違っていたら、戸惑うと思うんです。ピクルスでさえ、調理法を約30回は変えてレシピを完成させ、最高の味づくりに努力し続けています。そうして出来上がったレシピなので愛着がありますし、シェフの皆さんにもそのことを強調しています。それをお客様が分かってくださっているのだと思います。

 

 

オーナーシェフではないので、気を配られることが多いのでしょうね

しっかりとした軸を持っていなければなりません。私があちこちに揺れ動けば、味が変わってしまいますから。自分なりの基準を持って、ぶれずに貫いてこそ、長く続けていけると思っています。うちは、月曜日が休業です。オフィス商圏なので日曜日に休む店は多いのですが、あえて月曜日を定休日にしたのは、日曜日のお客様のためです。漢江大路近隣は駐車しづらいのですが、うちは無料駐車できますので、日曜日に家族、友人などの集まりの予約が多いです。月曜日休業のため、来られない会社務めの方々は、平日の別の曜日にお越しくださるので、欲張らずに月曜日に休もうと思ったのです。うちが休む月曜日に、周りのお店に少しでも多くのお客様が来てくだされば、それもいいことですし。そうして暇な月曜日に孫にも会って、用事も済ませてリフレッシュする時間を持っています。

 

 

お孫さんがいるようには見えませんね。一緒に働いていらっしゃる方がお嬢さんだと聞いてびっくりしました。

ありがとうございます。うちの店は暗くてよく見えないので、そう思われたのでしょう。(笑)ピザが好きだった娘が大きくなって子どもを生んで、今一番仕事を助けてくれます。娘に対してもいつも感謝しています。

 

 

オーナーならではの基準でぶれずに営業されていらっしゃいますが、それでも大変な時期はありましたか。

もちろんです。ないわけありませんよね。うちはコロナ禍の時期が最も大変でした。輸入食材の価格まで高騰して二重苦でした。刺激的でない健康的な味を保つには、食材に気を配る必要がありますが、やはり単価が少し高いんです。物価の上昇をその都度価格に反映することはできないため、クオリティを維持するのが少し大変でした。そのうえ、周りに様々な競合店ができて、広告を出さないので、NAVERの検索ランキングも下がり、いろいろな面で厳しい時期でした。会食文化もなくなり、以前は会食後、二次会、三次会で来てピザとビールを召し上がったのですが、最近はほとんどありません。実のところ、今も孤軍奮闘中ですが、欲を出さずに私が働ける空間でうちの味を覚えてくださっているお客様に、おいしい一食をお出しできるやりがいで営業しています。

 

 

 

 

 

記憶に残るお客様がいらっしゃいますか。

うちの店のインテリアが照度も低く居心地がいいじゃないですか。デートや出会いの場としてよく利用されています。夜の時間や週末に、初めて会うように見えるカップルをしばしば目にします。そんなふうに、ここで初めて会って結婚して妊娠の知らせまで伝えてくれる方々がいらっしゃいます。幼いお子さんと一緒に来られた方もいらっしゃいます。その方々は記念写真まで撮るのですが、店を通じてこうした幸せなご縁が続くということが本当にありがたく、胸が熱くなりました。そんなときは、同じ場所で長くやっていると、こんなやりがいも感じるんだなと思います。最近は、自営業をやるということが簡単ではないですが、お客様と私が成長するというやりがいが原動力になっています。

 

 

アモーレパシフィックとの縁についてもお話ください。

私はそれなりに年齢を重ねているので、アモーレパシフィックという名前になる前の「太平洋」の時代のABCマークから覚えています。それだけアモーレパシフィックは、長い間、親しみを感じてきたブランドなんです。 店を営業していると、アモーレパシフィックの社員の方々は、ひと目みただけで端正な身だしなみで自己管理が行き届いているという印象を受けます。やはり、美しさを追求する会社らしいなと思います。コロナ禍の時期は、私も商売がかなり厳しかったのですが、化粧品・ビューティー市場も厳しかったという話を聞いて、アモーレパシフィックも心配になりました。ですが、国内市場で確固たる地位を築き、今は北米にも進出してしっかりとした底力を発揮し続けている姿を目にして、本当に素晴らしいと思いました。私も頑張ろうと思え、力が湧いてきました。時々、社員の方々が結婚式の招待状を渡す大切な集まりのような大切な場に、うちの店を訪れてくださるのですが、そんなときは、本当にありがたく胸が熱くなります。これからも素晴らしい隣人として一緒に歩んでいければいいなと思います。

 

 

最後に、これからの計画など読者の方々に一言お願いします。

うちはデリバリーをしていません。コロナ禍の時期に食材の回転の問題で数種類のメニューをデリバリーしてみたのですが、どうしても味が落ちてしまうことがありました。ロリスピザは健康的なピザを召し上がってほしいという思いでつくったので、できれば店に来て、できたてをおいしく召し上がっていただきたいです。駐車も無料ですし、また、建物の地下にあるので、天気に関係なく快適に食事していただけますので、是非お越しください。100店の飲食店がオープンしても、10年後に残るのは1店だけという統計があるそうですが、ロリスピザがその1店になると誓っています。華やかではありませんが、ずっと変わらない味で慣れ親しんだものだけど特別な味を守っていきます。どうぞ是非お越しください。

 

 

 

 

Information

ロリスピザ

  • 住所:ソウル市龍山区漢江大路95 ラミアン龍山ザ・セントラル商店街A棟地下2階220号
  • 営業時間:11:30-22:00(14:30-17:00 中休み、21:00 ラストオーダー)
  • メニュー:チーズロリスピザ、オリバーグローンパスタ、カリフォルニアサラダなど

 

 

アモーレパシフィックのメンバーが日々身近に感じ、インスピレーションを得ている漢江大路の大切な隣人たちをご紹介します。
情熱と信念、ひたむきな思いを胸にそれぞれの場所を守り続けてきたオーナーの皆さまの物語は、私たちにとって最も身近なインスピレーションとなります。
漢江大路100 隣人の物語の中から美しさを見つけてみてください。

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