アモーレパシフィックのRE100達成記:私たちが肌にまとう「美しさ」が再生可能な電気と出会ったとき - AMOREPACIFIC STORIES
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2026.07.14
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アモーレパシフィックのRE100達成記:私たちが肌にまとう「美しさ」が再生可能な電気と出会ったとき

最近のESGあれこれ #2

 

イ・ヘンジン サステナビリティ経営センター

Editor’s Note


告白します。私たち、ESGオタクです。会議室でカーボンフットプリントの話に目を輝かせ、サステナビリティレポートを読みながら思わず膝を打ちます。周りから「で、それって何?」と何度も聞かれた末に、いっそのこと書いてみようと思い立ちました。化粧品の生老病死からトナカイの生存記まで、予想を少し裏切るESGのお話を用意しました。読んでいるうちに、いつの間にか皆さんもオタクになっているかもしれません。「最近のESGあれこれ」、隔月でお届けします。あなたも今日からオタクの仲間入り!

 

 

Intro. 毎朝向き合うドレッサーの上の「サステナブルな問い」

 

出典:AIで制作した画像

 

 

皆さんは毎朝、ドレッサーの前に座ってどんなことを考えますか。「今日の肌の調子はどうかな?」「このクリームを塗れば、もう少ししっとりするかな?」おそらくほとんどの方は、ご自分の肌の美しさと健やかさについて考えると思います。

 

ですが、こんな想像をされたことはありませんか。「私が毎日つけているスキンケア用品や、華やかなリップスティックができあがるまでに、その裏側でせっせと働いている『エネルギー』は、いったいどんな姿をしているのだろう?」「石炭を燃やして鼻をつく煙を吐き出しながらつくられた電気で仕上げられたクリームなのか、それとも、暖かな陽射しと涼やかな風がつくり出した電気で完成されたクリームなのか?」——そんな想像です。

 

アモーレパシフィックは長年、この問いを自分たち自身に投げかけてきました。「人を美しく、世界を美しく(We Make A MORE Beautiful World)」していくという私たちの約束は、単に良い成分の化粧品をつくることだけにとどまってはいられなかったからです。製品が入る容器から、製品をつくる工場のあかりまで、再生可能なものでなければ、真の「美しさ」は完成しないと信じてきたのです。

 

 

 

 

そしてついに 2025年、アモーレパシフィックは世界中のすべての事業所で使用する電力を100%再生可能エネルギーへと転換する「RE100」を達成しました。実は、この壮大な道のりの出発点と、もっとも熱を帯びていた中間の過程には、世界を美しくしていくという経営哲学、そして、数多くの先輩たちの献身的な汗と努力がありました。こうした頼もしい土台のうえで、RE100達成というパズルの最後のピースを埋める担い手として、誰も歩んだことのない道を共に切り拓いてきたアモーレパシフィックと、そこで働く人たちの物語を、少しずつ紐解いていきたいと思います。

 

 

1. RE100とは何か、そして再生可能エネルギーはなぜ必要なのでしょうか?

 

 

 

ときおりニュースで目にするRE100は、「Renewable Electricity(再生可能な電気)100%」の略です。企業が製品をつくり、会社を運営する際に使う電気の100%を、化石燃料の代わりに、太陽の光(太陽光)や風(風力)といった自然から得た再生可能エネルギーだけでまかなう、というグローバルキャンペーンです。体の健康のためにインスタント食品をやめて、100%オーガニックの自然食に食生活を切り替えていく過程にたとえられます。

 

ここで、「電気なんて結局どれも同じ電気なのに、なぜ敢えて太陽光や風力を使うと炭素排出量が減るのだろう」という疑問が湧くかもしれません。この秘密を解き明かすためには、エネルギーがつくられる際の「出生の秘密」を見ていく必要があります。

 

 

地球の「貯金箱」を割ってしまう化石燃料

 

石炭や石油のような化石燃料は、はるか昔、数億年前の植物や動物たちが地中に埋もれ、固く固まったものです。科学的に見ると、その大昔の生き物たちが閉じ込めていた「炭素」が、地中にしっかりと閉じ込められていたわけです。地球の立場からすれば、地中深くの「炭素貯金箱」に炭素を安全に保管していたようなものです。

 

ところが、問題は、人間が電気をつくるためにこの貯金箱を割って、石炭と石油を取り出し、燃やし始めたことです。化石燃料が燃える瞬間、数億年もの間地中で眠っていた炭素が、いっせいに温室効果ガスという気体となって空へ舞い上がります。この気体が地表を分厚いビニールハウスのように包み込み、異常高温や豪雨といった気候危機を引き起こします。今年の夏が去年の夏よりも暑い夏になるだろう、というニュースが毎年うんざりするほど耳にする主な理由です。

 

 

めぐりめぐる自然の再生可能エネルギー

 

一方、太陽光と風は、エネルギーをつくる際に何ひとつ燃やしません。何も燃やさないので、大気中に温室効果ガスが排出されることもありません。しかも、石炭は一度使えばなくなってしまいますが、太陽光と風は今日使っても明日ふたたび訪れる、無限の循環型エネルギーです。

 

結局、私たちが使う電力を石炭から再生可能エネルギーへと切り替えることは、空に温室効果ガスを吐き出す原因そのものを断つ、もっとも確実な方法です。排出される炭素の量と吸収される炭素の量を等しくして、実質的な排出量をゼロ(Zero)にする「カーボンニュートラル」の重要な鍵の一つとして、再生可能エネルギーが挙げられるのは、こうした理由からです。

 

アモーレパシフィックは2021年、韓国のビューティー業界で初めてRE100に正式加盟し、「2030年までに再生可能エネルギー100%を達成する」という約束を世界に向けて宣言しました。そして、宣言よりも5年も早い2025年にこの目標を実現できたのは、まさに現場で奔走してくれた仲間たちのおかげでした。

 

 

出典:ゲッティイメージバンク

 

 

2. 再生可能エネルギーを使うことと同じくらい大切なこと:地球のための「エネルギー小食」

 

本格的な調達の話に入る前に、押さえておきたい点が一つあります。どれほど体によいオーガニック野菜を使ったとしても、毎日食べ過ぎたり、大量に食べ残して捨てていたりしていたら、本当の意味で健やかな暮らしとは言えませんよね。エネルギーも同じです。どれほど再生可能エネルギーを多く確保しても、工場や社屋で電気を湯水のように無駄遣いしていたら、底の抜けた壺に水を注ぐようなものです。そこでアモーレパシフィックは、再生可能エネルギーを上手に使うことと同じくらい、そもそも使う電気の量自体を減らす「エネルギーダイエット」に力を注いできました。「エネルギー小食家」になってみることに決めたのです。

 

 

ご飯を一粒も残さず食べるように、無駄な電気をなくす

 

そのために、全社のエネルギー担当者たちがあちこちをくまなく点検し、捨てられているエネルギーを見つけ出しては改善してきました。もともと、アモーレ ビューティーパークの事務棟に温水を供給するために、大きな「ボイラー」を稼働させて熱い蒸気をつくっていました。必要な分だけを効率的に温められるよう、このうちの一部を「電気」方式に変え、温水をつくる設備の容量を最適化しました。また、大田(テジョン)のヘア&ビューティーでは現場のエアコンなどを個別に管理していたのを、中央で一元管理する統合制御システムを導入しました。その結果、2025年12月には、韓国エネルギー公団が主管する 「自主的エネルギー効率目標制」の優秀事業所に選ばれるという快挙を成し遂げました。

 

規制や義務からではなく、全社が自発的にエネルギーを節約し効率化してきたおかげで、私たちは毎年途方もない量の温室効果ガスを自らの手で減らし、体質を改善し続けています。見せかけの転換ではなく、土台からしっかりとした転換をつくり上げてきた秘訣は、まさにこのエネルギー担当者たちのひたむきな努力にあります。

 

 

3. 韓国の地で再生可能エネルギー100%を達成するということ:無謀に見えた挑戦

 

実はRE100加盟当時、周囲では懸念する反応の方が多くありました。エネルギーを大量に消費する典型的な重化学業種でもないビューティー企業が、なぜそれほど急ぐのかという視線と、韓国国内の再生可能エネルギーインフラが乏しいのに実現可能なのか、という疑念です。実際、韓国は国土が狭く山地が多いため、太陽光や風力の発電機を大規模に建設するのが難しい環境です。さらに、制度が始まったばかりの段階だったため、企業が再生可能な電気を大量に買いたくても、買える市場そのものがきちんと整っていませんでした。スーパーの棚にオーガニック野菜がないのに、オーガニックの食事に100%切り替えると宣言してしまったようなものだったのです。

 

 

最初の一歩:まずは自宅の屋根から

 

いちばん最初にできることは、自分たちの力で電気をつくることでした。雪花秀(ソルファス)やラネージュなどの製品が生まれる、京畿道(キョンギド)・烏山(オサン)の「アモーレ ビューティーパーク」の屋根や、駐車場のような遊休地に太陽光パネルを設置し始めました。しかし当時は、太陽光設備の単価が今よりもはるかに高く、短期間で数億ウォンにのぼる大きな初期投資額を経営陣に報告し、業者を探して実行に移す過程そのものが大きな負担でした。それでもアモーレパシフィックは、動き出したのです。

 

さらに大きな試練は、その後にやってきました。日中は、太陽光でつくられる再生可能な電気が工場の稼働量よりも多くつくられることもあり、週末のように工場があまり稼働しないときにも太陽光は生産され続けます。これを捨てずに使うために、高い費用を覚悟して大型バッテリーシステムであるESS(エネルギー貯蔵装置)を導入しました。ところが、ほどなく韓国国内のあちこちで大型ESSの火災事故が相次いで発生しました。安全のために、私たちの工場のESSもしばらくのあいだ稼働を完全に停止せざるを得ませんでした。苦労して投資した高額なエネルギー貯蔵庫を目の前にしながら使えない、もどかしい時間でした。

 

貯蔵庫の使用を完全にあきらめる案も議論されましたが、現場での長い検討と技術的な精査の末に、既存の設備を地上に移設して再構築し、同時に追加費用を投じて火災リスクを根本から遮断し、安定性を高めることにしました。おかげで今、烏山工場では余った太陽光電力を捨てることなく、ふたたび安全に貯蔵して使うことができています。

 

 

烏山ビューティーパーク全景

 

 

二歩目:韓国国内初の道を切り拓く(電力購入契約、PPA)

 

けれども、屋根の上の太陽光だけでは事業所全体の巨大な電力需要をすべてまかなうことはできなかったため、外部からクリーンな電気を大量に購入してくる必要がありました。ここでも壁にぶつかりました。当時の韓国の電力市場では、構造上、国が指定した一社(韓国電力/KEPCO)を通してしか電気を買うことができなかったからです。たとえるなら、町に 国が運営するスーパーがたった一軒しかなく、すべての住民や企業がそのスーパーの売る物だけを買わなければならない、というルールがあったようなものです。

 

問題は、このスーパーで売られている電気は、石炭・石油・原子力などがひとまとめに混ざり合った、出来合いのミールキットのような「一般の電気」だったという点です。私たちはオーガニック野菜のような「再生可能エネルギーの電気」だけを選び出して大量に買いたかったのですが、当時のスーパーの仕組み上、それは不可能でした。かといってオーガニック野菜を育てる農家(再生可能エネルギー発電所)を訪ねて直接取引を持ちかけようとしても、スーパーを介さない直接取引は違法という状況でした。誰も直接取引をしていないので、領収書はどう発行するのか、代金はどう支払うのか——関連する法律も、ルールも、会計処理の方法もない、荒野のような領域だったのです。

 

私たちは政府部門と発電所を精力的に訪ね、扉を叩き続けました。「企業が農家と直接契約してオーガニック野菜を大量に買えるように、スーパーのルール(制度)を変えてください」と絶えず提案し、説得しました。ついに、企業と発電所が電力を直接取引できる法律が整い、アモーレパシフィックは待っていましたとばかりに、「韓国1号となる直接PPA(電力購入契約)」という直接取引契約を締結し、続けて第三者PPAまで結びました。私たちが踏み出した一歩がそのまま、韓国の新しい基準になっていく瞬間を目の当たりにしたのです。

 

 

三歩目:済州の風、村の住民、そしてアモーレパシフィックの共生の物語

 

アモーレパシフィックのRE100の道のりの中で、心温まるお話を一つご紹介したいと思います。それは、済州(チェジュ)・北村里(プクチョンリ)の村との縁です。アモーレパシフィックと済州には、とても深いつながりがあります。アモーレパシフィックの自然派ブランドが使う緑茶や椿など、貴重な原料がすべて済州の地で育っているからです。私たちは済州に受けた恩を、気候変動対策で返したいと考えました。そこで、韓国国内で初めて「仮想電力購入契約(VPPA)」という革新的な方式を導入し、済州・北村里の村の住民の方々が運営する風力発電所(北村ソモ風力)と連携しました。

 

 

市場の下落と上昇というリスクを、ともに分かち合う約束

 

済州・北村里の村の住民の方々は、力を合わせて海風で電気をつくる素晴らしい風力発電所を建てることになりました。ですが、大きな問題は「市場価格の変動性」でした。一般的な電気の消費者にとってはなかなか実感しにくいのですが、電気の卸売価格は、野菜の卸値のようにその時々で大きく変動します。野菜の値段が暴落すれば農家が大きな損失を被るように、電力市場の価格が急に下がると、小規模な発電所を運営する村の住民の方々は大きな損失を被り、生計が不安定になってしまうこともあり得ます。

 

アモーレパシフィックは、住民の方々が再生可能な電気をつくり続けられるよう、リスクを代わりに負う一種の保険のような仕組みとして、固定価格差額決済契約を結びました。たとえば、こういう仕組みです。北村里の住民は、まず電気を済州のスーパーに販売します。そして、アモーレパシフィックがそのスーパーから電気を買い取っていくのですが、このとき価格が暴落しても、私たちが約束した固定価格までの差額を負担いたします。北村里の住民の方々の損失を減らしていただく代わりに、再生可能エネルギー証書(REC)を受け取る、17年間の長期契約を結んだのです。

 

個人よりも安定していて信用度の高い企業として、アモーレパシフィックが「17年間安定した価格で電気を買い取ります」と約束したことで、確保された長期の収益源があると分かった銀行は、小規模な発電所を信じて事業資金を貸してくれるようになります。これにより、価格が乱高下しても村の住民の方々は、安心して「風の電気の農業」を営めるようになりました。市場のリスクを企業が分担しつつ、地域の住民と共生するRE100履行モデルを、私たちが韓国国内で初めて示したのです。

 

 

出典:Unsplash

 

 

これまでご紹介してきた直接PPA、第三者PPA、VPPAなどの電力購入契約は、種類も多岐にわたり名前も難しく感じますが、好循環を生む原理はいずれも似ています。クリーンな電気を固定された価格で長期間にわたって購入する買い手になるということは、発電事業者に対しては「太陽光発電所をもっとたくさん建ててください」というシグナルとなり、銀行に対しては「再生可能電力の発電所事業にもっと多くの投資をしてください」というシグナルになります。アモーレパシフィックを皮切りに多くの企業がこうした契約を始めたことで、停滞していた韓国国内の再生可能エネルギー発電事業者にとって、新鮮な刺激剤となりました。

 

そして、私たちが最初に試行錯誤しながら取引ルールや領収書処理基準(会計)の基盤を整えたことで、今では韓国国内の多くの企業が、より簡単に、より安全に再生可能エネルギーを買えるようになりました。私たちが切り拓いた小さな細道が、韓国の再生可能エネルギーRE100市場の火つけ役となったわけです。

 

 

4. 2025年RE100達成、その先にある真の「ニュービューティー(New Beauty)」

 

2025年、アモーレパシフィックは国内外のすべての事業所(社屋、工場、研究所、支店など)の電力を、すべて再生可能エネルギーに転換することに成功しました。その結果、最近、グローバルなESG評価機関であるCDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)の気候変動対応・水セキュリティの各分野で、最高評価である「A評価」を獲得するという成果を実らせました。世界約2万3千社の企業のうち、わずか2%だけが獲得できるグローバル・リーダーシップの評価を、アモーレパシフィックが堂々と手にしたのです。2023年には、グローバルRE100を主管する非営利組織「The Climate Group(ザ・クライメート・グループ)」から、世界中の企業を抑えて「Market Trailblazer(マーケット・トレイルブレイザー)アワード」を受賞する栄誉にも輝きました。

 

 

 

 

RE100達成、終わりではなく、より緻密な新たな始まり

 

けれども、RE100達成は終わりではなく、新たな始まりです。ここで満足するにはまだ、私たちの夏は年々あまりにも暑く、世界各地の山火事は激しくなるばかりです。私たちが直面する気候危機は、今、私たちに、もう少し深く、そして重い意味での再生可能エネルギー転換を求めています。契約を通じて、 新しい太陽光や風力の発電所が実際にさらに建てられるよう促す「追加性(Additionality)」のあるポートフォリオへと高度化していくこと。それこそが、私たちに求められる真の意味での再生可能エネルギー転換だと考えています。

 

もちろん、決して簡単な道のりではありません。当社のリアルタイムの電気使用量に適した再生可能エネルギーの発電施設を見つけ、もっとも効率的な容量で歯車のようにかみ合うように契約するには、まだ制度や市場環境など、越えるべき山がたくさんあります。それでも、政府部門や発電会社との多様な協議、積極的な提言を通じて、制約を一つずつ解消していこうと考えています。

 

 

あの遠くへ、もう一歩

 

実務担当者として、最近さらに考えを深めることになっている別のお話も、ちょっとご紹介しておきたいと思います。それは、再生可能電力のリアルタイムマッチング(24/7 Carbon-Free)の実現です。RE100の次のステップとして、最近議論されている概念です。実は現在のRE100は、1年間で私たちが使った総電力量と、購入した再生可能エネルギーの総量とを「年間で100%」となるようぴったり合わせる方式です。しかし、冷静に考えてみると、太陽の光がない真っ暗な夜や、風の止まった日には、依然として化石燃料由来の電気を使わざるを得ないという限界があります。

 

そこで、1年単位の精算にとどまらず、 「1年365日、毎日24時間、私たちが電気を使うまさにその時間」にリアルタイムで再生可能エネルギーをマッチングするシステムが必要だ、という話が出てきているのです。日中に余った太陽光を夜へと送り、風が吹いているときのエネルギーをそのまま貯蔵して最適化する、真の意味での「リアルタイム脱炭素エネルギー」を使えるようになったら、とても素晴らしいことではないでしょうか。今はまだ一歩ずつ準備をしている段階だとしても、いつか、この課題を見事に解決し、皆さんがドレッサーの前に心安らかに座れる日が来ればと思っています。

 

 

出典: The Climate Group

 

 

サプライチェーン(Scope 3)とともに進める変革

 

一つの化粧品ができあがるためには、箱をつくる印刷所、容器をつくる工場、原料を供給してくれるサプライヤーなど、数多くのパートナー企業の力が必要です。アモーレパシフィック一社だけが100%オーガニックの食事をとったところで、世界は変わりませんよね。ですから、私たちは、大切なパートナー企業(協力会社)の皆さまも温室効果ガスを減らし、環境配慮型の設備を整えられるよう、技術的・財政的な支援を続けています。製品ができあがるすべての過程(サプライチェーン全体)でカーボンフットプリントを減らしていくこと——それが、私たちが約束した「2030 A MORE Beautiful Promise」の核心なのですから。

 

 

Outro

 

もう一度、最初の問いに戻ってみたいと思います。皆さんが朝、手に取るアモーレパシフィックのクリームやセラムは、いまや単なる化粧品ではなく、済州の涼やかな風がつくった電気、アモーレ ビューティーパークの屋根の上に降り注ぐ陽射しがつくった電気で、丹精込めてつくり、包装した製品です。

 

私たちアモーレパシフィックが望むことは、シンプルです。お客さまが再生可能エネルギーでつくられた化粧品を選び、その価値を支持してくださるだけで気候変動対応にご参加いただけるような、しっかりとした仕組みをつくることです。皆さまの消費が価値ある消費となり、それが集まって韓国に再生可能エネルギーの発電所をもう一か所建てることにつながり、地球の温度を下げる大きな力になり得るように——。私たちのこの美しい歩みに、これからも温かな関心と応援を寄せていただき、ともに歩んでいただければうれしく思います。

 

 

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イ・ヘンジン

 

アモーレパシフィック サステナビリティ経営センター
 
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  • 温室効果ガスやエネルギーなど、難しくてとっつきにくい気候の数字を、わかりやすくストーリーにしてお伝えいます。
  • 今日も、再生可能エネルギーの利用が義務にとどまらず、アモーレパシフィックならではの素晴らしい戦略となるよう、地球とブランドをつないでいます。

 

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