プロ野球解説者、イ・デヒョンのニュービューティーに出会う - AMOREPACIFIC STORIES
#NEW BEAUTY ICON
2025.05.21
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プロ野球解説者、イ・デヒョンのニュービューティーに出会う

“スーパーソニック”のスーパーポジティブエネルギー

自分らしい美しさで世の中にインスピレーションを与える人々に出会う「ニュービューティーアイコン」。今回の主人公は、プロ野球解説者のイ・デヒョンさんです。彼は、自分が最も得意とする方法で試合のすき間を埋めてきた選手として記憶されています。タイミングを見抜く卓越した野球センスで、俊足と柔軟性を武器に、韓国プロ野球史上唯一となる4年連続盗塁王という大記録を打ち立てました。野球ファンは彼のことを、音よりも速い男“スーパーソニック”と呼んでいます。イ・デヒョンさんがプロ選手として活躍した17年間は、ポジティブなエネルギーで自分らしさを見つけていく時間でした。そして今、スーパーソニックが再び、自分らしい疾走を始めています。かつて自らが輝いた場所で、毎試合のきらめく瞬間を伝えるイ・デヒョンさんと、自分らしい美しさについてお話を伺いました。

 

 

 

 

最近は野球解説者として忙しく過ごされていますよね。まず、ニュービューティーアイコンに選ばれたと聞いて、どう思われたかお聞きしたいです。

今はプレーヤーではなく野球解説者として、週4~5日、野球場に出勤しています。相変わらず野球が日常なんです。だから本当にうれしいですね。けがで引退したので、最初は野球から少し離れて休むつもりもありました。でも、野球が恋しくて離れられなかったんです。一度観たら、ずっとそばにいたくなって。選手時代はいい試合をするために、そして今は試合をきちんと伝えるために努力しています。ニュービューティーアイコンになったと聞いて、もっと一生懸命生きようと心に決めました。自分にできること、得意なことを一生懸命やっていると、こうして認めてもらえるんだなと思いました。

 

“チャクトゥ解説(神がかり解説)”で有名ですよね。あえてイ・デヒョンさんの中継を選んで聴く野球ファンも多いそうですが、どう準備すれば予想がことごとく当たるのか気になります。

僕は神様ではないので、全部当てることはできませんよ。それでも結構当たることがあるので、韓国で占い師が刃物(チャクトゥ)の上で舞い踊る姿になぞらえて、“チャクトゥ解説(神がかり解説)”と呼んでくださっているのだと思います。僕は親しい人たちと一緒に野球を観ているような感覚で解説をしています。だから僕の解説を気楽に感じてくださるんじゃないでしょうか。選手時代、選手ではない友人や知人から、野球についていろいろ聞かれたんです。自分がわかる範囲で質問に詳しく答えていたんですが、その時間が今役立っています。この場面では、きっとここが気になるんだろうなと感覚的に分かるようになったというか。実は、解説するときはいつも慎重です。どの試合も生中継なので、もしかして自分の発言が波紋を呼ぶんじゃないかと心配になるんです。ミスをしないよう緊張しながら解説していますが、それでも精神的には選手より楽なので、遠くを見て、広く見て、いろいろな予想もするようになるんですよね。野球ファンの一人として一緒に観戦しながら説明しているという気持ちで、親しみやすく伝えられるよう努力しています。

 

選手時代と解説者をしている今とで、いちばん変わったことは何ですか。

ほとんどありません。仕事そのものは変わりましたが、週に4、5試合のスケジュールをこなさなければならないのは同じです。今のところ、日常は選手時代と同じパターンで流れています。運動を少ししなきゃいけないんですが、球場に行って試合が終わると夜遅いので、なかなかできていないんです。健康のために、近いうちにまた始めようと思っています。有酸素運動をたくさんして、軽い筋トレもしたいですね。

 

 

 

 

選手時代は、自分のカラーがはっきりした人だったと記憶しています。実際、チームスポーツで自分のカラーを守るのは簡単なことではないですよね。

カラーをつくろうという目標があったわけではないんです。プロに入ったばかりの頃、ここでどうすれば生き残れるだろうかと考えました。生き残るために自分が得意なことを探して、それが自分のカラーになったんです。後輩の選手たちが悩み相談に来ると、この話をします。「野球界は戦場だ。生き残りたいなら長所を最大限に伸ばせ。そうすれば、それが自分にしかない、自分だけのカラーになる」と。僕は代走からスタートして、盗塁王にまでなりました。入団後、自分自身を客観的に見つめて、少し欲を捨てて、得意なことを探したんです。みんながやっていること、みんなが望んでいること、大きすぎるものばかりを見ていたら、生き残りの競争で負けるしかありません。ホームランを打つ力が足りないのに長打を意識して、ホームランのことばかり考えていたら、足踏みするだけです。

 

自分を客観的に見るのは簡単なことではないのに、すごいですね。選手は観客の視線からも逃れられませんよね。観客の要求や期待に応えたいという気持ちもあると思います。

僕も若い頃は、観客をすごく意識していました。でも、ファンの視線は自分の結果次第で変わるんですよね。1年1年経験を重ねるうちに、ファンの視線を意識しすぎないようにしようと思うようになりました。ただ全力を尽くしていい結果を出すことに集中して、結果が出たらそのときに認めてもらおうと考えたんです。目の前に与えられたことを一生懸命やりました。自分が得意なことで実力をつけ、その実力が高まるように磨き続けたんです。

 

 

 

 

解説者になるまでにも、そうした過程を経てこられたのですか。

引退したとき、自分が解説をするなんて想像もしていませんでした。バラエティーなどの番組に少し出ていたんですが、SPOTVが少しバラエティーっぽく明るく解説できる人を探していて、僕に連絡をくださったんです。そうやってチャンスが巡ってきて、そのチャンスをつかみました。絶対に解説者になろう、解説者になるためにこれをしよう、というような覚悟や挑戦ではなかったんです。ただ、任せていただいたときに一生懸命やりました。僕は、今できることにしっかり取り組んでいれば、いい機会やいいオファーにつながると信じています。必ずしもいい結果がついてこなくても、誰かが自分の努力の過程を見てくれていますから。

 

過程にしっかり向き合うことが大切ということですね。もし 過程に全力を尽くしても結果がついてこなかったら、どうすればいいのでしょうか。

できるまでやるんです。ぶれずに、前に進まなきゃいけません。もちろんつらくて、あきらめたくなる気持ちもあるでしょうけど、進み続けていれば、また別の道が見えてきますから。僕は今解説者をしていますが、最初に目指していた方向はこの道ではありませんでした。でも、解説者として思いがけないチャンスを得たんです。これを一生懸命やれば、また別のチャンスが来るはずです。それが何であれ、あきらめないでほしいと思います。

 

できるまで全力疾走していた選手時代が目に浮かびます。選手生活の中で、いちばん印象に残っている試合は何ですか。

4年連続盗塁王のタイトルをもたらしてくれた最後の試合が、いちばん記憶に残っています。その年は腰の痛みをこらえて試合に出ていました。6~7個差で盗塁数も2位に落ちてしまって。コンディションもよくなかったし、無理に追い込めばどうにかなるものでもないと思いました。僕はポジティブなエネルギーがわりとある人間なんです。肩の力を抜こう、その代わりに全試合欠かさず出場することを目標にしよう、と心に決めました。痛みをこらえながら一試合一試合に集中していたら、盗塁数の差が縮まっていったんです。

 

今日の撮影も、ものすごいエネルギーで臨んでくださいました。ニュービューティー、自分らしい美しさについてのイ・デヒョンさんの考えをお聞きしたいです。

僕は、ポジティブなエネルギーが自分の美しさを引き出してくれると思っています。だから、つらくてもいつも明るいエネルギーを保とうと努力していますし、よく笑うようにしています。

 

 

 

 

ポジティブなエネルギーが自分らしい美しさを見つける力になるとおっしゃいましたが、イ・デヒョンさんならではのポジティブなエネルギーを保つ方法は何ですか。

自信を失わないように努力することです。エネルギーは自信から始まると思っています。プロ野球選手になってから、少しずつ恥ずかしさがなくなり、堂々と振る舞えるようになった時期がありました。地道に努力を重ねる中で自信がつき、その自信が生まれると、自然と前向きになれたんです。

 

周りに、ニュービューティーにふさわしい、自分らしく美しい人生を送っていると感じる方はいますか。

うーん、本当にたくさんいますが、あえて一人選ぶなら、LGツインズのオ・ジファン選手の話をしたいですね。若い頃のエラーで、ものすごいプレッシャーを受けてつらい時期を過ごしたんですが、その時間を自力で乗り越えて、今では最高の位置まで来ているんです。そのつらさを乗り越えていく過程を見てきたので、後輩ながら本当にすごいと思いますし、その過程は自信なしには成し遂げられないものなんです。批判を受けながらも、自分はやれるという自信と自己肯定によって、自分の場所で最も輝く人になりました。最終的には、批判していたファンの心も変えました。こういうものこそが、本当の美しさなんじゃないかと思います。

 

“チャクトゥ解説”で有名なだけに、2025年のプロ野球の見どころを教えていただけますか。

今年のプロ野球を一言で言うなら、「混戦」です。本当に予想が難しいんです。実は序盤は、KIAタイガースが一強だということに異論はありませんでした。ところが今は中位にいて、ハンファ・イーグルスが連勝を重ねて1位に立っています。今年の見どころは「本当にわからない、だからこそもっと面白くなる」と言えると思います。戦力に大きな差がないので、どれだけ連勝するか、どのチームが連敗するかによって順位が決まっていくと見ています。ぜひ最後まで見届けてください。

 

 

 

 

間もなく開催されるワールド・ベースボール・クラシックに向けたKBO戦力強化委員にも選ばれました。自分らしく生きるイ・デヒョンさんの今後の歩みも楽しみです。人生の目標があれば教えてください。

僕は、いつも今をしっかり生きることが目標でした。選手時代は毎日しっかり練習して試合に全力を尽くすこと、今は解説をしっかりやることが目標です。夢があるとすれば、すべての野球選手の夢の終着点はプロ野球の監督なんです。僕もこれから本当にやってみたいのは監督です。いつか必ずやりたいと思っていますが、そのためには今やっている解説を一生懸命やらなければいけないと思っています。そうしていればチャンスに出会えるかもしれないし、たとえチャンスに巡り合えなかったとしても、地道に積み重ねてきた歩みが、きっと自分をいい場所へ連れていってくれると信じています。

 

最近野球の人気って本当にすごいですよね。元選手であり、プロ野球解説者として、野球を愛する方々にメッセージをお願いします。

野球が本当にたくさんの人に愛されていると感じます。野球ファンの年齢層も幅広くなりました。以前は専門的に野球を分析するファンが多かったとすれば、最近は野球場という空間で癒やされる方も多いんです。もっと多くの方に開放感あふれる野球場に来ていただいて、冷たいビールを一杯飲みながら、ストレスを解消したり、癒やされたりしてほしいです。野球場が、つらく苦しい日常をほんの少しでも忘れられる、憩いの場であってほしいと思います。誰かを声の限り応援するのも楽しいじゃないですか。そんな時間を、僕も友達のように、身近な存在として、いつも一緒に過ごしていきたいと思っています。

 

最後に、自分らしい美しさを探している方々に、応援のメッセージをお願いします。

最近、つらい思いをしている方が多いですよね。ありきたりな話かもしれませんが、つらいときにもう少しだけ踏ん張って耐えれば、新しい道が必ず開けます。僕も野球を引退したときは、解説者になるとは思っていませんでした。一日一日をしっかり過ごしていたら、新しい道が開けたんです。あきらめずに、自信を持って、自分自身を大切にしてほしいと思います。自信は人から与えられるものではなく、自分で自分に与えるものだと思います。自分の中に自信を育てて、やればできるというポジティブなエネルギーで満たしておけば、必ずいいことが起きるはずです。自分らしい美しさも、きっと見つけられると思います。元気を出してください。自分らしい美しさ、ニュービューティーを探している皆さんを応援しています!

 

 

 

 

 

 

「ニュービューティーアイコン」では、世の中にインスピレーションを与える人々に出会い、それぞれの人生から見つけ出した「自分らしい美しさ」について聞きます。

コンテンツ制作 カヤメディア

企画総括 アモーレパシフィックコミュニケーションチーム

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